先週の土曜日、久しぶりに訪問販売業者さんの見積書を拝見しました。
知人の紹介で訪れた、市内の塗り替え希望の方のお宅でです。今の季節ですから、屋根には雪がありどの程度の錆び具合かわかりません。外壁にも一部雪が凍ってへばりついていました。したがって、今は性格に状態を把握することはできません。
昨年暮れに見積していった業者さんが出した見積は、項目的にはしっかりとした内容でした。外壁の洗浄から仮設足場まで、従来良く見かけた一式見積ではなく、面積に単価を掛けて金額を出す本来のものです。
訪問先の方の相談内容は、昨年秋から3社の見積が出てきて、最も高額な見積と安価な見積では40万円の差があるが、どれを信用したら良いのかということと、外壁の面積に30㎡の差があるが、それは何故か、というものでした。私は次のとおりにお話ししました。
まず、金額の違いについてです。これは業者により差が出るのは仕方のないところです。というのは、単価設定は一律ではないからです。ただ、そうは言ってもだいたい近似値になるのが普通です。賃金相場も材料の仕入れ価格も、そう極端に違うものではありません。
ただし、まず自社で雇用している技能者が施工しているかどうかで差が出ることがあります。業者によっては自分のところで技能者=職人を抱えず、下請けに出すところがあるのです。こういう場合は、安くなることがあります。何故なら、安く発注するからです。どうしても、仕事を持っているほうが有利ですから、こういうことが起こり得ます。
次に、下地処理の程度による差が考えられます。よくチラシで「外壁塗装3回塗り」なんてのを見かけます。一般的に3回塗りというのは、いわゆるペンキを3回塗るのではありません。まず、下地処理剤を塗り、その上に2回ペンキを塗るということです。
そして、この下地処理剤、シーラーと表記しますが、これは現状の外壁とこれから塗るペンキの密着を良くするために塗るものです。
稀に、このシーラー塗りを省く業者がいますが、これは基本的には誤りだと思います。外壁の塗膜が劣化していたらシーラーを塗る必要がありますし、劣化してきたから塗装をしようとする訳ですから、通常は塗ります。
さらに、シーラーを塗る前に、現状の外壁面に残っている塗膜が外壁本体としっかりくっついているかを確認します。そしてその結果、くっつきの弱いところがあれば、その程度に応じて処置しなければなりません。
何度も塗り替えを繰り返してきた住宅を塗装する場合は、この診断を欠かしてはなりません。なぜなら、数年後に剥がれてきたり、膨れが生じることがあるからです。
というような状況に応じた下地処理の程度によっても、随分金額に差が出ることがあります。
(以下、次回に)
必見 社長日記「安心生活」
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