リフォームのご相談をお受けする際に、住宅の寿命は何年位かというご質問を頂くことがあります。これに対する答えとして、様々な統計数値から日本の住宅の寿命は平均26年とか28年とか言われています。
この数字を聞いてどんなふうに思いますか。私はあまりにも短いと思います。欧米では、アメリカが44年、イギリスでは75年と言われている中で、この26年というのは極端すぎないかとすら思います。
だいたい、私たち一般庶民の感覚では人生において最大の買い物である住宅が、たった30年ももたない、というのはどこかおかしいと考えるのが正常ではないでしょうか。
まあ、私が声を荒げても仕方ないのですが、それにしても人生80年時代を迎えた今、この現状は何とかしなければなりません。40歳で取得した住宅が終の棲家にならないというのでは、安心して引退もできないのです。
さて、これからしばらくの間、このコーナーで「住宅の寿命」に関することについて書いてみたいと思います。
今回はまず、一体如何なる原因によって日本の住宅が短命なのか。このことを考えたいと思います。
まず、根底にあるのは日本人古来からの大袈裟に言えばDNA的な伝承、木と紙の文化が培ったのではないかとさえ思える、住宅は50年も100年ももたないものだという、かなり激しい思い込みです。
この思い込みは、百害あって一利なし!何の意味もない風説です。住宅は、きちんと定期的にメンテナンスすれば、50年だって100年だってもちます。勿論、そのメンテナンス費用が新築するよりも多額になるなんてことはありません。
でも結構多くの方が、長いことメンテナンスをしていなかったために痛んでしまった住宅を、リニューアルを検討すると同時に建て替えも検討してしまうのです。勿論、新しい住宅は魅力的です。設備も最新鋭にして、実に快適に暮らせます。それは間違いありません。しかし、同時にかかるものも莫大です。
今のお住まいに、相応の改修をすることによって、ずっとリーズナブルに快適な暮らしを実現することができるのに、実に「もったいない」ことだと思います。
たまにアメリカ映画を見ますと、ガレージの壁に工具類を整然と並べて作業しているお父さん見かけますが、あんな感じで住宅もメンテナンスしているんでしょうね。
残念ながら、自分でやるのはまねできません、私には。(以下次回)
必見 社長日記「安心生活」
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