用語説明・写真

 外壁材

一般的な戸建住宅に用いられる外壁(装)材には、大きく分けて以下のようなものがある。


■サイディング
■モルタル・塗り壁 
■タイル 
■レンガ 
■セラミック外壁 
■ALC

外壁メンテナンスのポイントとしては、色あせ・汚れ・防水性の低下が目立つようであれば再塗装が必要と考えます。金属系は亀裂などの心配はほぼありませんが、錆びの発生を防ぐための定期的な塗装は必要でしょう。また壁材の継ぎ目のシーリングのチェックも忘れずに。

【窯業系サイディング】

既存コーキング撤去

セメントなどを原料とした繊維質の木片などを混ぜ、プレス成形をした板状のもの。

色・デザインもさ まざまで、レンガタイル風、自然石風など多くの商品があります。価格帯の幅も広いのが特徴。最近は、光触媒塗装などを施したり、ナノテクノロジーを利用し たり、親水性のフッ素コートを用いるなどメーカー独自の工夫もみられるようになりました。

また、窯業系サイディングは、2008年2月のJIS規格(日本工業規格)改正により、JIS規格による最小厚さは12mm以上から14mm以上に引き上げられました。そのため、現在、発売されているメーカー商品も14mm以上に対応したものとなってきています。

【金属系サイディング】

既存コーキング撤去 表面は金属板でこの金属板にプリント塗装を施している

既存コーキング撤去 裏面はアルミラミネート加工クラフト紙といわれるものが貼られている


 裏と表材の間には断熱材(ウレタンフォーム)がはさまっている



成形したスチールの板などを表面材とし、断熱材を裏打ちしたもの。

軽量で施工性も良く商品バリエーションも豊富。断熱材を包んで、金属の持つ熱しやすく冷めやすい特徴を克服した商品もあります。モダンなデザイン、ビビッドな色合いの商品も出回り、最近人気が高まってきています。シンプル傾向にある外観デザインのアクセントとして部分的に用いる例も見られます。



 

【木質系外壁材】

天然木、合板、木片セメント板などの塗装が必要な建材。

断熱性能など優れた機能を持っています。消防法の関係で都市部には使用できないなど制限されている場合もあるので使用する場合は、確認を忘れずに。


【塗り壁・モルタル】

モルタル壁構造


塗り壁も根強い人気がある。セメントと砂、混和材を混ぜ、水を加えて練ったモルタルを下地に樹脂系の素材を塗り重ねる方法。

モルタル壁仕上げは、樹脂系の素材を吹き付けたり、コテやローラーなどで多様な模様を施したものがよく見られます。仕上げの方法によってさまざまな表情が生まれるのが大きな魅力。その独特の風合いや温かみは豊かさを感じる人も多いのでは? 最近は健康住宅への関心の高まりや環境への配慮から、漆喰や珪藻土といった自然素材の塗り壁も増えています。

 

 

【漆喰】

消石灰を結合材とする塗壁のこと。

吸放湿性能が優れています。また、カビや細菌も発生しにくい素材です。



【珪藻土】

既存コーキング撤去

植物性プランクトンの遺骸が堆積されてできた土。

調湿・保湿性があり、耐火・断熱性能に優れています。有害物質の吸着・脱臭も期待でき、土に還る素材です。

いずれも年月が経つと地震などによる亀裂が出てくることもありますので、施工の種類によって5~10年程度で、再塗装や修繕の検討が必要です。

 

 

 

【タイル】

既存コーキング撤去

タイルの種類も多種多様。部分的に用いればアクセントにも粘土を主原料に各種の鉱物を混ぜて板状に成形し、焼成した素材。

外壁だけではなく、床や内装にも用いられるおなじみの素材です。焼き方や吸水率の違いなど で、磁器質、せっ器質、陶器質に分けられます。その中でも、水分を吸収しにくい磁器質やせっ器質は、耐候性、耐久性、耐火性にも富みます。汚れがつきにくく、メンテナンスは不要なのが魅力でしょう。ただし、コスト的には他の素材に比べて高くなりがちです。

以前は湿式工法が主流でしたが、最近では、ボードの凸部にタイルを引っ掛ける乾式工法が普及しています。施工が容易で、剥離や落下の心配がないのが特徴。価格はやや高めです。タイルを全面 に張る以外に、塗り壁と組み合わせアクセント的に用いるデザインも個性的でしょう。また、既存の壁の上に貼り付けることができたり、軽量化することで躯体への負担を軽減するなどしたリフォーム向けの商品も多くなってきています。タイルは、色落ちや劣化の心配はほとんどないので、基本的にはメンテナンスも不要です。

 


【レンガ】

既存コーキング撤去

レンガやブリックで仕上た外観は、欧米の邸宅を思わせる仕上がりになり、輸入住宅などを中心に用いられています。軽量化したり、形状を工夫するなどで施工性を高めた商品も出てきました。アンティークレンガ風などバリエーションも広がり、デザインも豊富になっています。

 


【セラミック外壁】

釉薬(ゆうやく…陶磁器のうわぐすり)の特性を生かし、焼き物と同じようなガラス質を表面としたもの。

親水性(水とのなじみが良い)のあるセラミックによって、汚れは雨水で流れ、耐熱、耐水、耐火性にも優れる素材 です。色あせや劣化の心配もなく、メンテナンスはほとんど不要です。コスト的には高額ですが、長期的には割安になることも。

【ALC(パネル)】

既存コーキング撤去  板の断面

ALC はAutoclaved Lightweight Concreteの略。
石灰質材料とけい酸質材料を微粉末にして水と混ぜ、ガス発生剤を添加して気泡をつくり、固まった後に高温高圧の蒸気で養生して硬化させた もの。パネルの厚みは5センチあり断熱性能が高い。

気泡などの空隙部分が全容積の80%を占め比重0.5と軽量なのが特徴です。耐火性能が高く、加工が簡単という特徴もあります。


ページトップへ戻る